今回のガイディング時のレイヤリング
穂高岳・剱岳と連続して登りましたが、その時のレイヤリングを紹介します。
まずはベースレイヤー
メンズ・キャプリーン1・シルクウェイト・グラフィック・クルー
長袖を着用することが多いです。日焼けは疲労につながるので。。。
ミッドレイヤーとして
メンズ・キャプリーン4・エクスペディションウェイト・ジップネック
今回はフーディーを使いました。日中はさすがにこれを着て歩くのは暑すぎますが、早朝出発時には調度良い感じです。
その上にシェルを着用しますが、穂高ではフーディニを、剱岳ではトラバースジャケットを着用。
結果としては・・・
パンツは少し暑かったかもなあ。。。というところです。これはシンプルガイドでもよかったかも。
でも早朝はちょうど良い感じで、やはり気温差をうまくコントロールしなければなりませんね。
この時期僕が大切にしていることは
・「薄手の重ね着」で体温調整
・できるだけ地肌をさらさない「日焼け対策」
です。
もちろん予備のベースレイヤーは持っていきますし、防寒着としてのナノパフは欠かせません。

G.W後半のウエアなど
G.W後半は難しい、というよりこの時期らしい天候でした。
晴れれば半袖でも暑いくらいだけど、荒れると吹雪。雪は湿っていて、あっという間に体が濡れます。
そういう条件なので、ウエアの選択はかなり気を使います。
基本的には重ね着で対応しますが、何かあった時のために防寒着等もたくさん持っていきます。
以下はこの連休後半に使用したウエアです(サポート:パタゴニア)。
<行動時>
この時期、行動するときはソフトシェルを使用することが多いです。
ハードシェルだと汗が抜け切らない感じになってしまうことが多いですが、ソフトシェルは透湿性がいいので快適です。
ただし雨が激しい時に動かざるを得ないときなどはハードシェルを使用します。
これはザックの中にちゃんと忍ばせてあります。
(基本的にそんな天候ではあまり行動しませんけど)
メンズ・メリノ2・ライトウェイト・ジップネック
ちょっと暑いくらいでした。
キャプリーン1とかでもよかったかも。
メンズ・R1フーディ
いつもこれです。
早月小屋より下(樹林帯)では出番なし。
メンズ・フーディニ・フルジップ・ジャケット
超軽量のソフトシェル。手放せない。。。剱岳登頂時もこれ。
メンズ・メリノ2・ライトウェイト・ボトム
これも暑かった。。。キャプリーン1でよかったかも。
メンズ・アルパイン・ガイド・パンツ
もちろんラッセルがあるのでゲイターも併用しています。
ミッドウェイト・メリノ・クルー・ソックス
ちょうど良かったです。
<ザックに忍ばせてあるもの>
上記の組み合わせだけでは、シビアな天候では厳しいことがあります。
そのため、必ずハードシェルの上下と防寒着を持っていきます。
下は今はカタログ落ちしているM10パンツ
メンズ・ナノ・パフ・フーディ
今回も使用することはありませんでした。よかった。
<これ以外に・・・>
もちろん、この時期は汗などでウエア(特にベースレイヤーとソックス)が濡れることが多いです。
そのため、ソックスとベースレイヤーの替えは必ず携行しています。
山小屋だといろいろリセットできますが、テントだとなかなか乾かないものですので余計に気を使います。
グローブも2セット用意してます。そして全て完璧に防水します。
もちろんツエルト、お湯を沸かせるセット、非常食、無線機などなど。。。
持っていなければ助かるものも助からないので、いろいろ備えています。
ただ「装備があるから安心」と言えるほど山登りは単純じゃあありませんので、
それ以上にしなければならないこと、気をつけなきゃいけないことは山ほどありますが。。。

新調! カスタムグリーン、トランゴガイド、エレクトロン
昨日は東京日帰りで、足回りを新調してきました。
まずは横浜のスーパーフィート本社内のフットケアラボにて、
今シーズン使用しているトランゴガイドで使用するカスタムグリーンを作成。
富士山の強力時代から使用しているカスタムグリーンは、長時間の歩行やボッカのサポートをしてくれます。
既製品と比べても、自分の足にフィットした仕上がりになるので、
足に悩みのある方は一度お試しあれ!
トランゴガイドは、「ガイド」という名がついているだけあってこいつは癖があります。
2週間使用してのインプレッションは、
靴としては全体的に軽く、柔らかくできています。Sエボよりも靴高は低め。
いろいろ削ぎ落としたハイスペックなトレランシューズのように、
使い手を選ぶシューズだと思います。
そういう癖を理解した上で使用するならとってもいいです。
トランゴSエボと比べるとよく分かります。
トランゴガイドは荷物を軽くして速攻で行うクライミングにはとってもいいと思いますが、
荷物が少しでも重かったりするなら、やっぱりSエボのほうが得意かな。
オールマイティーに使うならSエボ、とにかく軽さにこだわって癖も受け入れるならガイドだと思います。
一番驚いたのは、初めて足を入れたトレランシューズ、エレクトロン。
いや〜カルチャーショックです。今日はこいつで走ろう!
