槍沢から槍ヶ岳登頂

連休後は北鎌尾根の予定でしたが、相次ぐ寒気の南下で中止。
槍沢からの槍ヶ岳登頂と前穂北尾根を目指しました。

今シーズン初めての上高地
やはりいい場所です。
この時期は夏の盛りや紅葉シーズンに比べて静かでいいですね。

槍沢上部
ここからが遠い・・・

落雷の被害を受けた槍ヶ岳山頂の祠
御開帳です。

このところの寒気の影響で、山も不安定な天候です。
昨日の涸沢も不安定な天候で、結局北尾根は諦めて下山。
今日は稜線で15センチほどの積雪のようですね。

さて、明日から再び涸沢に入って穂高。いい天気に恵まれますように!


北鎌尾根

9月6日〜8日の日程で、今シーズン初めての北鎌尾根に入りました。

今回は中房から入山して上高地または新穂高温泉に下山するルートです。
豊科インター降りてすぐの南安タクシーの回送サービスを利用しました。

初日は中房〜燕山荘〜大天井ヒュッテ
燕山荘では、毎年働きに来ているシェルパの友人にも会うことができました。
もちろん、ケーキセットも!

2日目は大天井ヒュッテを朝4時半に出発。
ちょうど明るくなり始めたころに貧乏沢に入ります。ここは暗い時間帯はいつも避けるようにしています。

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晴天の一日を約束してくれるかのような朝

小屋からおよそ2時間半で天上沢です。
そこからまた標高差700mの北鎌沢を登ってようやく北鎌の尾根上に出ます。
ここまでが長い!

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こうやってチラッと槍が見えてくるとテンション上がりますね!

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独標近くでは、ずいぶん槍は近く見えますが実はここからが勝負!

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北鎌平まで来ると、もうすぐ!です。

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大槍のチムニー。
実はこの方、偶然にも20年以上ぶりにお会いした小学校時代の山の恩師。
いや〜こんな再会があるのか!って感動しました。

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大天井を出発しておよそ12時間。
影槍が大きく見えました。

Twitterでいくつか質問を受けたので、ここで僕の考えを・・・

■北鎌で求められるもの

これは一言ではなかなか表現できませんが、まずは体力です。
今回のコースの場合は、大天井ヒュッテから槍ヶ岳山荘までおよそ12時間。
仮に北鎌沢出合でテント泊をした場合でもマイナス3時間くらいなのでおよそ9時間。しかし荷物は重くなりますのでそれ以上かかる可能性もあります。
一日で北鎌を抜ける場合は、まずはその行動時間をこなせる体力が必要です。
もちろん個人差はあるので、この行動時間はあくまでも目安です。
幕営装備を持って途中で1泊して登る人も少なくないと思います。

次にとても曖昧な表現ですが、ルートを見る目です。
北鎌尾根は、クライミング要素は少ないルートです。
しかしながら、ルートファインディングは常に求められます。
ルートを間違えてしまえば、非常に危険な場所に入ってしまう可能性もあります。
そうならないルート取り、そうなった場合の判断などが常に必要なルートです。

この力は、ずっとフォローワーで行動しているうちはなかなか身につきません。
また、普段トップで歩いているからと言っても十分な力が備わっているわけではありません。
一般登山道(例えば奥穂〜西穂間であっても)のようにルートが明瞭でマーキングがしっかりしているルートではなく、
例えば沢登りなど、ルートや状況を自分自身で見極める必要がある場所の経験は、とても重要だと思います。

あとは基本的なロープワーク。
場所によってはやはり確保したほうが安心な場所は多いです。

これ以外にも様々な状況判断を求められます。
天候判断、ルートコンディション、メンバーの様子、危急時の判断・・・
一言で言うなら「判断力」

しかしながら、それらの力を身につけた上で挑戦するには、とてもいい目標だと思います。

■ガイドなしでは厳しいか

そのあたりもやはり「判断」だと思います。
他の山は自分で登れるけど、北鎌は自分の力では及ばないと判断してガイドを依頼されるお客様も多いです。
でも前述したような力を身に付けて挑戦することも可能だと思いますので、
それをどう判断するかはその人次第だと思います。

私のガイドでは、北鎌尾根上では常にロープで結びあった状態で行動します。
もちろんルートは私が見極めてご案内いたしますので、お客様は自分のペースで登っていただけます。
あとはやっぱり・・・楽しいと思います!

今週末はもう一度北鎌へ。
何度登っても素晴らしいルートに感謝です。


槍穂高主稜線縦走

8月最初のガイドは、槍穂高主稜線でした。
親子での登山のサポートをさせていただきました。

あいにくの天気予報でしたが、予定通り出発。
天候に合わせてムリをしない行動をしましたが、できるだけ早出を心がけて確実に進むことができました。

新穂高温泉の深山荘で前泊。
温泉でリラックスして登山に備えることにしました。

初日は槍ヶ岳山荘まで。
天候はあいにくでしたが、雨に濡れることなく小屋にたどり着きました。
夕方、一瞬の晴れ間を狙って登頂もできました。

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雷鳥の親子
あちらこちらでみかけました。ガスの中にいることが多かった4日間でした。

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大キレットの途中
視界はあまりよくありませんでしたが、雨が降り出す前に北穂に抜けました。
この日は穂高岳山荘まで進む予定でしたが、北穂に着いた時に雨が降り始めました。
北穂から先も危険箇所が続くため、この日は北穂高小屋で宿泊することにしました。

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北穂の夜メニューは何と生ハム!
食事やきれいなお部屋、おいしいコーヒー・・・相変わらず素晴しいホスピタリティーでした。
宿泊者はこの日30人ほどでしたが、
「出発して行った人みんなが満ち足りた表情をしていた」というお客様の話が印象的でした。

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4日間で唯一見ることができた日の出。
北穂のテラスから拝むことができました。

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ガスの中の滝谷
このあと縦走路で滑落事故があって、レスキューの間は現場の行き来ができなくなりました。
遭難者が無事に救助されてよかったです。

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奥穂に登る途中にて
越えて来た山々が、一瞬だけ顔をのぞかせてくれました。

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奥穂高岳山頂より
下山は吊尾根〜重太郎新道を使いました。
この日が一番天気がよく、夏山らしいジリジリとした日差しがなぜがうれしかったです。
上高地から下山後は新穂高に戻って温泉で4日間の垢を落としました。
山から下りて入る温泉ってやっぱりいいですね!


北鎌尾根

9月18日~20日の三連休は、北鎌尾根でした。
予想通りの大混雑ではありましたが、天候に恵まれ楽しめました。
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独標から
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四代続く槍ヶ岳
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最後のつらいところで励ましがあります
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下山の行列!
我々は4時20分ごろに大天井ヒュッテを出発。
ヘッドライトで貧乏沢を下り始め、およそ2時間で天上沢出合。
すでに10人以上登っている人を確認できる北鎌沢から、
これまた何十人と取り付いている独標が印象的でした。
今日一日で何十人登ったんだろう。
そして圧巻が槍の下降路。
人が多すぎてなかなか下れませんでした。
この日は肩の小屋から山頂までの往復に2時間以上かかったようです。
下山は千丈乗越から奥丸山を経由して新穂高に下山しました。
ところで、今回はタクシーやら代行やらをフルに使いました。
連休中は、中房の駐車場は前夜からほぼ満車になってしまいます。
そこで豊科インター下りてすぐのタクシー会社の代行サービスを使いました。

http://nan-an.sakura.ne.jp/tozan/tozan/post-4.html

これなら槍ヶ岳に抜けた後に、上高地(タクシー利用前提で新穂高)方面に下山できます。
料金の内訳は
穂高~沢渡代行が9000円、沢渡の駐車場が500円
穂高~中房タクシー代9000円
新穂高~沢渡タクシー代10000円
でした。
中房から大天井を越え、北鎌を抜けて奥丸山経由で下山して、「かなり」充実した登山になりました。
北鎌にはいろいろなアプローチがあります。
ガイドパーティーの多くは大天井から貧乏沢下降のルートをとる人が多いでしょうが、
北鎌沢出合でテント泊をする人も多いでです。
もちろん湯俣からの人もいるでしょう。
どのアプローチも北鎌尾根の一部です。
どれもそれなりに悪路で、テントの場合は荷物も重くなります。
楽なアプローチは一つもありません。
登る人の好みや力量、そして何よりも工夫でいろいろな組み合わせができるはずです。
今回の僕のやり方はその一つにすぎません。
山小屋を使うことで荷物を軽くできること、中房から新穂高というスケールの大きい登山ができることが魅力です。
あと北鎌登ってて思ったのは、かなり軽装の人が多かったことかな。
せめてヘルメットは被ろうよ・・・


大渋滞



槍ヶ岳、ただいま肩から2時間かかるようです。
北鎌抜けても下降が大変でした。


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スーパーフィート スポルティバ パタゴニア Photo: Barbara Rowell
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