2日間の大縦走

プライベートガイドで劔岳に行きました。
週末の天気は木曜日に予報がガラリと変わったのを受け、急遽劔岳に変更。
2日間ガッツリ!とのリクエストがあったので、コースをご提案。
最初は半信半疑のゲストも、最後には「頑張ってみます!」と心強いお返事が帰ってきました。
金曜日は合流後に富山へ移動のみ。
朝から大雨だったらしく、やはりこの日は移動日にして正解でした。
7月11日
馬場島~早月尾根~劔岳~別山尾根~剣沢小屋
3時起床、4時出発で行動開始。
まだ真っ暗ですが、駐車場で準備中の登山者数名。
いくらか涼しいうちにできるだけ高度を稼ぐ作戦。
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標高差は約2250m。富士山でいうと、馬返し~頂上に匹敵します。
一定のリズムで順調に高度を稼ぎ、約4時間で早月小屋に到着。
ここまでは水分の消費が激しかったので、早月小屋にて水分補給。
昨晩は大荒れだったらしく、工事の足場が飛ばされていました。
早月小屋から先は、じょじょに岩場となってきます。
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だんだん青空ものぞくようになりました。
梅雨の中休みですね。
頂上到着は11時半。長い長い尾根でした。
せっかくなので、頂上でお湯を沸かしてコーヒーブレイク。
充実の7時間半をのんびりと振り返ることができました。
下山は別山尾根でしたが、疲れもピークなのでいつも以上に慎重に行動しました。
剣沢小屋に付いたのが3時ごろ。
結局出発してから約11時間の行動時間となりました。
この日の夜は剣沢小屋の改築記念祝賀会で、芦峅の方、友人の方がたくさんいらっしゃいました。
この山は芦峅の人々で支えられているんだなあ・・・と改めて実感しました。
7月12日
剣沢小屋~大日岳~称名滝
普通ならばこのまま室堂下山でしょうが、この日もしっかり歩きました。
4時起床、5時出発。
まずは剣御前小屋までウォーミングアップ。昨日の疲れをほぐしながらの軽い歩行を心がけました。
途中で昨日登った早月尾根の全貌を見渡すことができ、昨日の頑張りを再認識させられました。
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それにしても、長い!
途中から雨が降ってきましたが、奥大日・大日とピークを踏み、疲れた足とだんだん蒸し暑くなるのをこらえて称名平に下りました。
ここまで7時間半。昨日ほどの行動時間ではありませんでしたが、やはり2日間の疲労は大きかったです。
それだけに、称名滝を見上げたときは、なんともいえない満足感に浸ることができました。
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2日間歩きとおしたゲストに心からお疲れ様でした!
梅雨のさなかにいい登山をさせてくれた劔岳にありがとう!
下山後は温泉と寿司の合わせ技
・・・充実の2日間!でした。


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