富士山
週末は富士山でした。
カメラの調子が悪くて写真は携帯のカメラを使いました。
初めてお会いするゲストとマンツーマンでの登山。
土曜日はちょっと遅めに富士吉田駅で集合して馬返しへ。
駐車場は車で埋め尽くされていました。
馬返しから佐藤小屋までの道は、歴史を感じるとても好きな道です。
道の整備はかなり行き届いていますし、要所要所に歴史の解説もあります。
佐藤小屋までのおよそ3時間は、富士登山をより味わい深くすると思いますよ。
昔の5合目集落あたりがかなりアイスバーンとなっていて、
そこだけが怖かったかな。
佐藤小屋に着いて、少し休憩の後準備をして雪上訓練。
でも小屋のそばには適当な場所がなかったので、偵察かねて6合目まで。
ここで初めて吉田大沢が大きく雪崩れていることに気付きました。
歩行練習は少ししかできませんでしたが、明日に備えて早めに小屋に戻りました。
途中で見えた影富士が雄大で印象的でした。
吉田ルートの場合、夏は南側に少ししか見えないのですが、
冬は真後ろに太陽が沈むので、大きな影富士が真正面に現れます。
この時期にしか見えない景色ですね。
テントの人がかなり多く、顔見知りにもたくさん会えました。
佐藤小屋、個人的には大好きな山小屋です。
いかにも「山小屋」
帰ったらウエアが煙臭くなっているのもいいなあ・・・
さてさて日曜日。
ゲストのリクエストで、山頂ではなく歩行練習に重点を置きながら登れるところまで、ということに。
5時に朝食を食べて6時出発。
登山者が多くて驚き。
歩く練習をしながら、ゆっくり上を目指す。
空気はあたたかく、薄手のグローブで十分。風も弱くてかなりいいコンディションでした。
七合目下あたりにデブリの末端がありました。
写真はこちら
かなり巨大なデブリでした。
この時期にこんなの見るのは初めてです。
佐藤小屋の話では、金曜日に出たんじゃないかとのことでした。
昔は麓の町まで届いたという富士山の雪崩。
ほんの少しですが、その威力を垣間見ることができました。
白雲荘まで来たところで10時半になったので、ここで引き返すことにしました。
でもここで標高3200m。すでに北岳よりも高い場所になります。
白雲荘手前はところどころ固い雪面になっていました。
おそらく今日は、頂上付近はとても硬かったんじゃないかなあと想像しています。
終始景色がよく、風は穏やかで暖かく、申し分ない富士山日和でした。