前穂北尾根
三連休からプライベートなクライミングを含めてずーっと登っていたので、
更新が遅くなりましたが、まずは連休の報告から。
三連休の前半2日間で前穂北尾根に入りました。
連休でしかもニュースでは「絶好の行楽日和」とのことでしたので、
涸沢は大賑わいでした。
テントもたくさん。もちろん、涸沢小屋も賑わってましたよ!
翌日は寒気が入る予報で、いつもよりも少し出発を遅らせて5時出発。
準備をしているとすでに何パーティーものヘッドランプの光が5・6のコルに向かっているではないか!
混雑は覚悟していたので、慌てず息を上げない程度のスピードで登行。
振り返れば朝日に染まる穂高連峰が見えます。
5・6のコルからロープをセットして出発。
岩の凍結を警戒していましたが、幸いコンディションは最高!
フリクションもよく、気持よく登ることができました。
核心部のⅢ峰
終始コンディションが良く、8時半に前穂山頂到着。
これ以上ないくらいの展望をのんびり楽しんで下山しました。
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この日北尾根で2件の遭難事故があったようです。
事故の詳しい経緯は知りませんが、
僕の前後のパーティーもヘルメット装着していなかったり、
かなり危うい登りなのにロープがなかったり(特にⅣ峰)。。。
見ていて怖い場面がけっこうありました。
ロープを出すかどうするか迷う場面が多いルートほど、いろいろな判断が求められると思います。
パーティの力量であったり、ルートのコンディションによってもずいぶん変わります。
そういう意味で北尾根はとてもいい勉強ができるルートだと思います。
でも間違えた時は取り返しがつかない場所も多く、行動には慎重を要さなければなりません。
北尾根に登る前にもしこのページに行き着いたなら、
ぜひそのあたりを再考していただき、
安全で楽しいクライミングを楽しんでもらいたいと思います。