奥穂高岳南稜と滝谷ドーム中央稜(前半)
穂高岳の名クラシックルートを継続して登りました。
まずは奥穂高岳南稜。
あのウェストン夫妻と嘉門次がおよそ100年前に登ったクラシック中のクラシックです。
服部文祥さんの百年前の山を旅するにも紹介されています。
上高地で前泊して朝5時頃上高地出発。
ヘッドライトの光を頼りに、静かな上高地をあとにしました。
岳沢で登攀準備を整えて取り付きへ。
今回はまだ少し雪渓の上を歩かなければならない状態でしたが、
問題なく滝沢左側の浅いルンゼに入ることができました。
下部は少し藪漕ぎの場所がありますが、踏み跡はそれなりにありますのでそれほど不愉快ではありません。
南稜の象徴でもあるトリコニー付近に到達すれば、
藪はなくなり、硬い岩のクライミングを楽しむことができます。
普段は見ることがない角度で前穂高岳などの峰々を楽しめます。
上高地からおよそ8時間。
奥穂高岳の山頂から振り返ると、上高地は遥か下。
100年前もきっとこうやって振り返ったんだろうなあ。。。
稜線の山小屋は、ストーブが心地よい季節になりました。
後半に続く・・・