The Real Climbing発表!

本日24時、竹内洋岳さんプロデュースのオリジナルムービー、
「The Real Climbing」
が、いよいよ公開されます!

今年夏に竹内さんとお会いして、「アルパインクライミングのプロモーションをしたい!」という情熱を聞きました。
最初はお断りしようと思いました。
僕よりも強くて登れるクライマーは、日本にたくさんいます。
せっかく作品を作るのであれば、もっと適任がいるはずです。
でも竹内兄さんに「誰とやりたいかが大切。花谷くんとやりたい!」と言われて、
そこまで言われて引き下がるわけにはいきません(笑)

力不足は十分承知の上で、全ての情熱を注ぎました。

作品は、
http://www.ranacosta.net
にて公開されます。

11月29日24時!
本日深夜!

ぜひ皆様、ご覧下さい!


コメント
  1. chihiro より:

    全ての情熱を注いだ!

    かっこいい言葉です!

    楽しみです!

    竹内兄さんのブログから飛火してまいりました。

    chihiro

    • はなたに より:

      chihiroさん、いらっしゃいませ!
      編集で何度も見てるのにドキドキするのはなぜでしょう。。。あと15分ですね。ドキドキ。

      • chihiro より:

        感動、感激を言葉にすると、
        なんとも子供っぽい表現になってしまいますが、
        すごい!かっこいー!すごいかべ!
        こんなところ人が登るんだ!などと気の利いた言葉がうかびません。
        このような素晴らしい映像がみられたこと、感謝するしかありません。小型カメラからの映像は臨場感満載で、怖かったですね~。でも楽しそうでしたね。
        花谷さんの別名を壁の匠と呼ばせていただきたいと思いました。どうかこれからもお気をつけて、頑張ってください!

        chihiro

        • はなたに より:

          chihiroさん、ありがとうございます。
          僕はクライマーとしてはまだまだなので、もっと強くなってもっといい登りができるようになりたいです。これからも頑張ります。

  2. 神戸の小林 より:

    私は岳沢小屋のブログが大好きです。
    そのブログで野田さんを知りました。
    野田さんの山行を読むのが楽しみでした。

    もう読む事が出来なくなりました。

    本当に残念です。ほんとうに、ほんとうに残念です。

  3. 小玉 利生 より:

    8月12日に岡本哲也君を通じて花谷さんに質問してほしいと依頼していましたがこのコメントでお訪ねします。不都合でない範囲でお教えください。長文で申し訳ない。

    わたしは厳冬期の滝谷登攀の経験は1988年正月の第1尾根と1997年正月P2フランケ早大ルート(この時は登攀後西穂高まで縦走)の2回だけしかありません,今でこそ厳冬期の滝谷にチャレンジするクライマーは稀だが既に戦前の1932年には第3尾根が登られ1970年代までにほとんどのルートは厳冬期に登られた。装備なども現代のようにすぐれて軽量化されておらずまたウエアーもゴアテックスもない時代だから先人の志の高さには脱帽しますね。

    TheRealClimbing 雪の滝谷

    この動画は今年の3月だから条件は違うが、正月より3月のほうがうまくいけば安定した天候に恵まれる。普通厳冬期の滝谷を登るのに滝谷の末端から登攀しない限り滝谷出合避難小屋をベースにはせず稜線まですべての荷物を担ぎあげると思うが。今回は当初滝谷末端からのアタックのつもりだったから避難小屋をベースにしたのでしょうね、かりに滝谷末端から4尾根を登攀する場合でも我々以前のクライマーはみんな全装備を担いで(雪崩遭遇の恐怖を克服しながら)頑張っている。近年になり下降にスキー使ってワンデイ往復はあるが(これも厳冬期ではなく3月だが)。

    今回天気不安定のため末端からの計画は変更したようですね。11時間かかってやっと壁に取り付きということはいったん白出しまで戻って「涸沢岳西尾根かあるいは避難小屋から涸沢岳北西稜を経由していったのでしょうか」、北西稜はそこそこ難しいのでたぶん西尾根経由だと思うが。

    3人が非難小屋を出発するときはザックは大きくビバーク準備も万全のように見受けられたが稜線(縦走路)くらいからハーネスやギアを装着したからかザックそのものは小さくなり壁へ取りつく前に荷物はデポしたのか上部壁の登攀のさいリードは完全に空荷でしたね。二人分をオレンジのザック1個に集約したのか。「持参装備の中にツエルトやガスなどは含まれていたのか?」佐藤祐二君や伊藤仰二君たちの冬壁は長時間の連続行動をいとわずビバークの用意はしないようだがこんかいも何としてもワンデイでベースへの帰着のつもりだったのか。それと壁の状態だがもっと厳しい条件ではべったりとベルグラ、えびのしっぽも張り付いている事も多いが雪の付着も少なかったもよう。「動画の様子で天候が晴れだとは分かるが気温や風速などはどうだったか。」

    サポートの力はあったとはいえ滝谷避難小屋からワンデイで往復したとはすごい。出発後15時間で登攀終了、それから5時間で涸沢岳経由西尾根さらに滝谷避難小屋まで帰った。「アプローチのルート及び全体の時間経過が知りたい」、ほとんど空荷であっても1日で登攀もして往復はいかにもきつかったと思う、
    長々と書きました質問の要点は「」で閉じた部分です

    • はなたに より:

      小玉さま
      ご質問ありがとうございます。

      僕も先人のすごさに脱帽です。第一尾根も2月に登っていますが、あれを1932年でしたか、松濤さんたちの冬期初登は本当にすごいと思いました。今では本当に知り合いにしか出会わないのが悲しいです。数は少ないですが、近年でも厳冬期にクライマーはいます。ただ滝谷を登っただけでは記録を発表していないので、表に出ていないだけだと思われます。でも最盛期の頃に比べたら本当に少数なのでしょうね。
      厳冬期に出合から谷沿いのアプローチは、よっぽど雪が安定していると予想される時でないと入りませんが、やはりワンデイでは谷を使うことが現実的だと思います。雪崩遭遇の恐怖はについては、回避の努力はしますが背負うことはしたくありませんので、現実的な行動を心がけています。

      僕(や友人)が冬(といっても3月が多いですが)に滝谷だけを登る時は、新穂高温泉からどのルートでもワンデイで往復することが多いです。だいたい17時間〜20時間でしょうか。スキーは使わず、スノーシューを使うことが多いです。荷物はかなり軽くしています。もちろん、ジェットボイル等のバーナーやツエルトなど、基本的なビバーク装備は携行しています。僕としては壁の中でビバークをするほうが色んな意味で大変だと思ってますので、日帰りという易きに流れているのかもしれません。

      ちなみに今回は、登攀前日に降雪があったことと、風の影響をかなり受けてしまいました。当初の予定は谷をアプローチする予定でしたが、やむなく北西尾根(避難小屋からすぐ裏の尾根)から取り付いています。おっしゃる通り西尾根よりは困難ですが、時間がかかる訳ではありませんでした。むしろ一気に高度を稼げますので、西尾根よりも効率よかったと思います。

      持参装備の中には当然バーナー等も入っています。大きなザックは稜線にデポして、クライミングは軽装です。よく知ったドーム中央稜でしたので、どんなコンディションでも敗退を含めてどうにでもなると思っていました。佐藤裕介や伊藤仰二さん、僕の友人もビバーク装備は必ず携行しています。ピンポイントで壁だけ登る場合はデポしたりもしますが、そこまで全行程でビバーク装備なしというほど無防備ではありません。
      もちろん今回は、何としてもベースまで戻るつもりではいました。遅くなっても夜通し行動すれば間違いなく下りれると思いましたし、仮にそうなったとしても24時間〜30時間の連続行動で収まりますので、許容範囲ではあります(もちろんかなり疲れると思いますが)。

      3月後半ですので、やはり春を感じる暖かさであったことは否めません。撮影当日は暖かい日差しでしたし、風も殆どありませんでした。ただこれは事前の天気予報である程度予想されたことです。この時期を選んだのはやはり撮影重視だからであって、やはり2月頃の厳冬期の滝谷は素晴らしいですね。僕は2月に出合からは行ったことはなく、パチンコで継続した時した行ったことありませんが、壁は真っ白で本当に素晴らしかったです。ただ今回は、撮影を考えるとやはりこの時期は現実的ではないと判断しました。

      最後にサポートについてですが、今回は出合からはラッセル含めサポートは一切ありません。撮影機材のボッカはありましたが、クライミング装備はボッカを頼っていません。もちろんベースには人はいたので、完全なノーサポートではありませんが。。。ただ北西尾根途中までのトレースは、前日にクライマーチームでつけたものであります。アプローチ10時間、登攀5時間、下山5時間、トータル20時間です。出合から谷経由だと15時間はかからなかったと思います。5月は新穂高〜出合〜第四尾根〜穂高岳山荘〜白出沢で13時間でした。尾根をアプローチするだけでずいぶん違うものですね。。。

      隅々まで観ていただいたことに感謝いたします。
      今後ともよろしくお願いいたします。

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