大スバリ沢奥壁&赤沢岳北西壁

久しぶりの投稿となりました。。。

先週末はこの冬一番のイベント、剱岳で面白いことをする計画でしたが、見事に天気に阻まれて中止。
雨が止んだあとの予報が良かったので、パートナーがかねてから目をつけていた、大スバリ沢奥壁と赤沢岳北西壁に行ってきました。

3月20日
朝3時過ぎに日向山のゲートを出発。誰にも会わないだろうと思ってましたが、途中で単独スキーヤーとスレ違いました。まだ朝の4時だっただけに、ちょっと怖かった。。。
前日までしっかり雨降りだったので、ワカンではなくスノーシューをチョイス。これが良かったです。

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素晴らしい雲海の中、屏風尾根をアプローチ。
上部は雪がしっかり締まってくれて、快調にスピードを上げて進むことができました。

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初日は偵察だけの予定だったけど、予定よりも早く着いたので早速クライミングへ。
ガスが出てきて壁への降り口がしばらく分かりませんでしたが、ガスの切れ間で何とか判別できたのでアプローチ。
待っていたのは、予想をはるかに越えた素晴らしい壁でした。

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午後になって時間も遅くなってきたので、一番近い右岩壁の右側のルートをクライミング。
取り付きたかったラインはベルグラではなく流水だったので、岩の多いラインで登りました。

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ところどころ脆い箇所はあるものの、おおむね硬くてプロテクションもしっかりしていて、快適なクライミングができました。

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稜線直下のベースも素晴らしいロケーションでした。

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3月21日
朝イチで赤沢岳北西壁に行きたかったのですが、ガスで視界不良。
しばらく待機してから出発。
ガスが晴れたら、素晴らしい風景が広がっていました。

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剱岳に向かって歩きながら、つくづく初日の雨が残念でなりませんでした。
まあこれだけは何を言っても仕方ないのですが。
下降路を探しながら進みました。

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山岳大系の通りにアプローチ。
沢に下りる場所で一回懸垂下降した以外はクライムダウンしましたが、絶対にミスはできない地形です。

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そしていよいよ姿を見せた北西壁は、それは素晴らしい姿で迎えてくれました。
夏は草付きが多くて不快という凹状ルートをチョイス。おそらくこの壁の中の一番の弱点です。
小さなハング超えを含めた、全体的には草付きとベルグラをつなげる高内容。

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1ピッチ目の花谷。
とにかく朝イチのジャンケンに勝利したことが全て(笑)
ランナウトする草付きとベルグラから最後は豪快なムーブでのハング超え。久しぶりに脳から物質が出てきました。

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2ピッチ目のパートナー。
このピッチも素晴らしかった。同じように草付きとベルグラをつなぐ内容。

この後はあまりいい写真がなく割愛しますが、全部で50m〜55mの4ピッチと、20m1ピッチのクライミングとなりました。
そして最後は赤沢岳山頂にフィニッシュ。本当に素晴らしい内容でした。

今回のパートナーは過去の文献などにもかなり目を通していますが、このあたりの冬の記録は本当に少ないようです。
それだけに、人の気配を感じない素晴らしいクライミングを楽しめました。
しかもこんなに近い場所に!というのが実感です。

まだまだ面白そうなラインがたくさんあるので、来シーズンも引き続き行ってみようと思います。

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