ストライキ

今日は日曜日で、町は午前中はお祭り騒ぎで午後は静か。
明日から3日間、ストライキがあるそうです。
こういうときは町から1歩も出られません。
かと言って中1日でワンドイに行くわけにもいかず。。。
しばらく強制休養になりそうです。
ワスカランの写真を3日に分けてアップしました。
ぜひご覧下さい。


ワスカラン3日目

3日目
この日はほとんど写真がありません。。。
2時間ごろテントを出る。風は強いが、行動できないほどではない。
まずはいやらしいセラック帯の通過。
もうかなり開いている部分があり緊張する。
こういうところはロシアンルーレットみたいなもので、こっちがいくら注意しても崩れるときは崩れるもの。いやなものです。
暗いのでルートを外さないように慎重に進む。
3時間ほどで6000mのガルガンタ到着。ここはワスカラン南峰と北峰のコル。
とても風が強くて寒いところですが、1パーティーだけがテントを張ってました。
ここから南峰に行かず北峰へ。
こちら側は暖かくてしかもトレースがない。
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北峰の登り
やはりそれなりに雪が深いところは深く、ラッセルになる。
傾斜がないところほど雪が深く、ワンドイも苦労しそう。
6300mくらいまで上がって、これ以上登っても必要以上に疲労がたまるだけと判断して下山。
あと2時間くらいがんばってラッセルしたら登頂だったかな。。。
ちょっと後ろ髪を引かれる思いでしたが。
まあでも6500mくらいは問題なく行動できることと、5500mくらいの宿泊も問題ないと分かったので
これでワンドイへの備えは十分でしょう。
結局一気にワラスまで戻ってきてしまいました。
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モレーンの小屋から一気にムーショまで下りる道があって、一気に下りました。
こちら地元のポルタドール。めちゃくちゃ強いです。
標高差約1700m。こっちのほうが疲れたなあ。。。荷物も全部担いでたし。
ワラスに戻ってからのPolloとセルベッサが格別!


ワスカラン2日目

2日目
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夜明けとともに、影ワスカランが見えました。
対岸の山は真っ黒ですが、5000m級なのです!
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朝一番にはつらい岩場。
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モレーンキャンプまではいやらしいスラブ帯を2時間ほど歩きます。
たまに急なところがあって、ちょっとひやひや。濡れてたら絶対に歩きたくない!
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モレーンキャンプには5年前にできた山小屋があります。とっても立派な小屋。
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何から何まで揃ってますが、
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物価はワラスの3倍以上かな。
99年のときはなかったので、これまた驚きの変わりようでした。
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ここにチェックポストがあります。
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さらに1時間ほどいやらしい&迷いやすい道のりをこなせば氷河の末端。標高は4900mくらいです。
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取付きから1時間半ほど歩くとキャンプ1。標高は地図上で5400mくらいです。
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決してアックスを頭に刺してはいけません。
他にも何パーティーかいましたが、今日は風が強くて上部から引き返してきたパーティーがあったり、
テント設営中にテントを飛ばしてしまった人たちもいてにぎやか。
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やっぱりテントの中で炊事ができるのは日本人だけのよう。
みんな吹きっさらしのなかでごっついダウンを着て、寒そうにお茶を飲んでました。
むしろ不思議そうにテントの中で食事している我々のほうが奇妙なようです。
夜はかなりの風。


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