富士山で使ったウエア

週末に富士山で着用したウエアを紹介します。
冬山のウエアって選ぶの難しくないですか?
偉そうに記事を書く私自身、何度も失敗しています。
これから冬山シーズンに入りますが、少しでも参考になればと思い、
不定期ではありますが、ブログにて紹介させていただきます。
今回は使用したベースレイヤーとミッドレイヤーについて。
【ベースレイヤー】
キャプリーン3 ジップネック

4種類あるキャプリーンシリーズの中で、2番目に厚手のベースレイヤーです。
化繊でできているので、乾きやすいのが特徴。
でも、今回のように暖かい日だとちょっと暑いかもしれません。
(ちなみに日曜日は日中山頂で-6℃)
僕は暑く感じました。
もう少し薄手でもよかったかもしれません。
【ミッドレイヤー】
R1フーディー

最近はこれしか着ていない、というくらい愛用しています。
R1はそれほど厚手ではないので動きやすく、フードがバラクラバ(目出帽)になる優れもの。
でも本気で吹雪になった時はこのバラクラバでは対応できない場合があるので、
必ずバラクラバは忍ばせておいたほうが無難です。
今回は暖かかったということもあり、この上にソフトシェルのジャケット(アセンジョニストジャケット)だけで大丈夫でした。
でもザックにはインサレーション入りのジャケットをちゃんと忍ばせていました。
マイクロパフ フーデッド・ジャケット

寒い時はシェルのに羽織ります。中ではありません。
これだと気温が上がって暑くなったらすぐに脱げます。
明日から寒気が入ってきて、山も本格的に寒くなると思います。
万全の備えで山に登りましょう!


パタゴニア M10ジャケット

パタゴニアからM10ジャケットが届きました。
早速腕を通してみましたが、やはり軽くていいですね。腕の上げ下ろしも楽です。
ファスナーの色を変えるのは最近の流行なのかな?
落ち着いた色の生地なので、明るい緑色のファスナーがより明るく見えます。
早速G.Wから使い始めようと思います。

涸沢で50センチの新雪との情報が、涸沢の小屋番さんからありました。
もうすぐ5月と言うのに・・・


冬富士のウエア

昨夜の「世界の果てまでイッテQ!」ご覧になりましたか?
僕はチラッと登場してましたね(笑)
カメラマンさんの安全確保が主な仕事だったので、ほとんど登場しないと思ってましたが・・・
放送中もいろんな方からメール、電話いただきました。
さて、昨日も富士山頂にいた私です。
イッテQのロケのときよりも寒い一日でしたので、頂上ではこんな感じでした。
DSCN7504.jpg
このときのウエアを紹介します。
ウエア選びに困っている方は多いと思います。
この感じがどこでも通用するわけではありませんが、結構気に入っている組み合わせです。
参考になれば幸いです。
まずはマイクロパフ・フーデッド・ジャケット

女性用ウィメンズ・マイクロ・パフ・フーデッド・ジャケットもあります。
コンパクトで暖かく、シェルの上から着用します。
今回のような寒い場所では、いちいちシェルを脱いで服を着ることは困難です。ガバッと羽織れたほうが素早く保温できます。フードがあるのもお気に入りです。
シェルはストレッチ・エレメント・ジャケットでした。

こちらも女性用、ウィメンズ・ストレッチ・エレメント・ジャケットがあります。
軽量でストレッチの万能ジャケットです。フードの形状が素晴らしく、視界良好です。昨日のような強風下では、フードの性能が顔面凍傷を防いでくれます。
パンツもやはりストレッチ・エレメントでした。

男女共通モデル
中間着はいつもこれ。R1フーディーです。
フードと言っても簡易的な目出帽にもなるすぐれもの。フィット感もいいです。

男女共通モデル
しかし、昨日のような強風下ではフーディーだけでは酷な状況です。
「フーディーがあれば目出帽は必要ありませんか?」とよく質問されますが、必ずしも万能ではありません。
写真のようにゴーグルを使用する場面では、やはり目出帽は不可欠です。そんなにかさばる物ではありませんので、
ザックに忍ばせておきましょう。今回も大活躍してくれました。

男女共通モデル
ベースレイヤーは、メリノ1とキャプリーン4の組み合わせでした。
これは賛否両論あるでしょうが、運動量が多いときは汗をかくので、肌に密着させるベースレイヤーは薄めのものを選びます(速乾性を重視)。ものすごく寒い環境下ではあまり気にしませんが(ヒマラヤのときは、ウールの厚手を使用)、今回のように運動量が多くて寒い場所では薄手+厚手を組み合わせます。
いくら速乾性があったとしても、厚手は乾きにくいものです。
歩き出しで暑かったら厚手は着ずに温存。寒くなってから厚手を登場させます。
薄手のベースレイヤーを化繊にする時もありますが、今回は麓から気温が低そうだったのでウール系にしました。
キャプリーン4・ジップネック

女性用、ウィメンズ・キャプリーン4・ジップネックもあります。
メリノ1・クルー

こちらも女性用、ウィメンズ・メリノ1・クルーがあります。
最後にパンツですが、今回は保温性を重視して少し厚手を使用しました。
R1パンツ

この上にシンプル・ガイド・パンツを着用しました。
アプローチのときはこれがシェル代わりです。

こちらも女性用、ウィメンズ・シンプル・ガイド・パンツがあります。
昨日の気象条件では、かなりいいレイヤリングだったと思います。
参考にしていただければ幸いです。
また今回のようなウエア紹介させていただきたいと思います。


ページのトップへ