峰ノ松目沢と仙丈ケ岳

12月22日~25日、4日間のご予約をいただいてプライベートガイドでした。

クリスマス寒波の予報があり、直前まで行き先に悩みました。

初日は峰ノ松目沢ではじめてのアイスクライミング。
バッチリ凍っていて、南八ヶ岳の山々を眺めながらの快適なクライミング♪

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ちょうど翌日から目指す仙丈ケ岳も見ることができました。

23日、朝7時半。戸台の駐車場はまだ我々入れて3台しかありませんでした。
思ったより人が少なくてびっくり。さすが南アルプス。
河原歩き&峠越えの道を4時間ほどで北沢峠。もっと時間がかかると予想していましたが、お客様の健脚ぶりに驚きました。

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宿泊はこの日から営業開始の長衛荘。

時間があったので、甲斐駒目指して出発。
久しぶりに裏側から甲斐駒を眺めました。

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ちなみに、信州側では甲斐駒のことを「東駒ヶ岳」といいます。
山梨県民としては受け入れがたし(笑)
あわよくば山頂と考えていましたが、さすがに南アルプス。そんなに甘くないです。
翌日のこともあるので、駒津峰で引き返しました。

長衛荘は何と我々2人の貸切!
薪ストーブ囲んで、のんびりとすごさせてもらいました。

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24日は冬型が午後にかけて強まるということで、早朝5時に出発。
ヘッドライトの明かりをたよりに、昨日小千丈まで登った人のトレースをたどりました。
3時間ほどで小千丈。
ここからは、南アルプス随一の大きさを誇る仙丈ケ岳の大きさを実感できます。
いや~南アルプスの大きな山、最高!です。

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小千丈からはまだトレースがなく、誰も歩いていない雪面を楽しむことができました!

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いくつものダミーのピークを越えた一番最後に、目指す頂上があります。
何とか周りの山々が雲に隠れる前に山頂にたどり着きました。
冬の3000mの稜線はやっぱり気持ちいいです。

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下山後はクリスマスということで、小屋のスタッフがクリスマスメニューで登頂を祝ってくれました!
南アルプスの山小屋、侮るなかれです!

北沢峠からの仙丈ケ岳や甲斐駒ケ岳は、体力勝負の雪山です。
岩場などの危険箇所は少ないですが、ルートを失いやすい場所があったり、
何よりも山が大きいゆえの感覚の麻痺みないなものもあります(思ったよりも遠い、長い)

しかしながら、この時期でも比較的天候は安定しており、長いアプローチさえ我慢できれば、
静かで充実した登山を楽しむことができますよ!


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