甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根

本当に素晴らしい山頂でした。

先週の月曜日は、山梨ではまとまった積雪になりました。
それはまではほとんど雪がなく、このまま春になってしまうのでは。。。と危惧していましたが、見事に積もりました。(それでも例年の年末ぐらいですが。。。)
雪が少なかった甲斐駒ヶ岳は、年明け以降もアイスクライマーで賑わっていました。

月曜日以降、誰も登山者なし。
七丈からいい情報をいただき、さっそく甲斐駒ヶ岳に行ってきました!

初日は七丈小屋まで。
刃渡りまでは登山者がいましたが、そこから先は我々が最初の登山者でした。
黒戸山のトラバースなどは、まずまずのラッセルでした。

そして本日。

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よく冷え込んだ朝。
北杜市大泉で−11.5℃と、この冬一番の冷え込みとなりました。
朝の空気はとても気持ちよいものでした。

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まもなくご来光。
雪面も真っ赤に染まります。

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七丈から八合目からの斜面はよく雪崩れますが、今回は何度もワッフ音を聞きました。
今シーズンは積雪量が少なく、まだ木もほとんど埋まっていません。
破断まではしませんでしたが、何度もひやっとさせられました。今後雪が増えると要注意ですね。

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九合目の剣と富士山。
やっぱりこの山の象徴的な景色だと思います。

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北杜市から八ヶ岳方面もこの通り。いいところに住んでいるな〜と思う瞬間です。

今日はちょっと気持ちが高揚してしまいました。
それぐらい素晴らしかったのです。
こんなに素晴らしい山が、家からすぐ近くにあるなんて。本当に幸せです。


冬富士体験

週末は大寒波の予報でしたが、富士山に行ってきました。

金曜日のニュースを聞くと若干の迷いはありましたが、
・土曜日の降雪はそれほどではない
・日曜日の朝9時頃までの風は比較的弱い
ということはデータで読めたので、行ってみることにしました。もちろん、頂上は狙えるような予報ではなかったので、最初から冬富士を少しでも体験することと雪上訓練に重きをおいての入山です。

歩き始めは中の茶屋。車は全く上がれません。
佐藤小屋までは6時間ほどかかります。

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やっぱり佐藤小屋はいいですね。こたつに入ってぬくぬくできて最高です♪
集まる人達もかなりの山好きが多いので、とても居心地いいです。

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斜面はツルツルな箇所もありました。

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いつもなら八ヶ岳方面が綺麗に見えるこの場所も、今日は雲の中。
強烈な寒波だということがよく分かります。

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6合目〜7合目にかけてのジグザグ道の積雪は写真の通り。
先週までの状況は想像でしか分かりませんが、かなり景色が変わったのではないかと思います。
それでも例年より少なめだと感じました。

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だんだん風が強くなって気温が下がってきました。
7合目まで行こうかなとも思いましたが、顔面凍傷の危険性が高かったのでさすがにここで下山。
このあとどんどん気温が下がってきていますね。

夜11時現在、−31度突破しましたね!

どこまで冷え込むでしょうか・・・


荒川岳〜赤石岳縦走

2015年最後のガイドは南アルプスの縦走でした。

今回のルートは、荒川岳から赤石岳の縦走です。このルートを冬にガイドすることは、ガイドを始めた時からの僕の目標のひとつでもありました。
昨年も同じルートで挑みましたが、天候が続かず、一度も稜線に出ることなく帰ってきました。
今回は雪が少なかったことと天候が続いたこと、そして何よりお客様が強力だったこと、、、全てに恵まれて無事に目標を達成することができました。
※入山直後にカメラが壊れ(涙)、全てスマホで撮影・・・。

<行動記録>
初日:静岡駅前泊=畑薙第一ダム〜椹島
2日目:椹島〜千枚小屋
3日目:千枚小屋〜千枚岳〜悪沢岳〜中岳〜前岳〜稜線経由荒川小屋
4日目:荒川小屋〜赤石岳〜赤石岳頂上避難小屋(午前中は停滞)
5日目:小屋〜赤石岳〜東尾根〜椹島〜畑薙第一ダム=静岡

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悪沢岳山頂。
厳冬期(・・・今回は初冬と言ったほうがいいのかな?)は17年ぶり2度目。相変わらず大きくて素晴らしいピークでした!

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塩見岳から間ノ岳にかけてもご覧の通りの雪の少なさ。

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大聖寺平から荒川三山方面を振り返る。
もともと風が強い場所ではあるが、それにしても雪がないです。。。

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赤石岳は、厳しくも美しい姿で迎えてくれました。

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2016年の初日の出。
早出をしようと準備をするもガスに阻まれ、出発を少し見合わせた朝。
日の出前にガスが晴れ、神々しいご来光を拝むことができました。


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